お世話になります。
コピーライティングマーケターの一式未来です。
成功者が語る「成功論」は、巷に腐るほど溢れています。
しかし残念ながら、そんな成功論を必死に学んだところで殆どの人がその成功を掴む事ができません。
なぜなら、その成功者達が語る成功論とは、その殆どが「成功の資質を持った人の為の方法論」となっているからです。
つまり、現存している成功者の殆どが”凡人”ではなく、潜在的に「成功の資質」を持っていた人間であり、そんな彼らによって提唱される「成功論」は”凡人”という目線が欠けてしまっているのです。
あなたもこれまでいくつかの成功者の自伝に触れた機会があるかもしれませんが、彼らのその殆どは幼少期の頃から既に”凡人”とは違う環境で育っていたり、一線を画した行動や言動をとっていたり・・・といった内容が多いように思います。
つまり、現存の成功者の殆どは何かしらの「成功の資質」を持っていた人間が殆どで、ただの”凡人”から成功者となった人間は限りなく少ないのです。
だからこそ、そんな成功者達による「成功の資質を持った人の為の成功論」は”凡人”にとって、理解はでき参考にもなるが、実際にそれを再現する事は難しいものになってしまっています。
これこそが”凡人”がいくら成功論を学んでも成功できない1つの主要因です。
今回はそんな”凡人”の為の、成功者が語れない本当の「成功への近道と本質」をお伝えしていきたいと思います。
実際にあなたが凡人であろうが凡人ではなかろうが、「成功」という概念に対しての”より深い考察”とのなりますので、是非ご参考ください。
それでは参りましょう。
凡人が成功する為に最も重要なのはマインドではない?
凡人にとって「成功への近道」となり得る要素。
それはスキル?ノウハウ?マインド? あなたならどのように思われるでしょうか。
どの要素も成功に直結する要素である事は間違いありませんが、私が考える「近道」はこの中にはありません。
ちなみに多くの成功者が揃えて口にする成功の為に最も重要な要素、それは「マインド」です。
確かに成功と最も強固に直結しているもの、それが「マインド」と言えます。
かの有名なアメリカの心理学者ウィリアム・ジェームスの名言にも次のようなものがあります。
- 心が変われば態度が変わる
- 態度が変われば行動が変わる
- 行動が変われば習慣が変わる
- 習慣が変われば人格が変わる
- 人格が変われば運命が変わる
- 運命が変われば人生が変わる
そういう意味では、多くの成功者が揃えて口にする成功の為に最も重要な要素、それが「マインド」であるという答えも間違いではなく、私自身も成功者と同等のマインドを持てれば間違いなく成功できると考えています。
なぜなら、基本的にマインドが確固たるものになっていれば、その他の「スキル」や「ノウハウ」といった要素は後から付いてくるものだからです。
では、凡人が成功する為にはそんな最も直結する「マインド」を徹底的学べばいいのかというと、そこはそう簡単にはいかないという事はあなたも既にご存知の通りかと思います。
つまり、凡人がそんな成功者のマインドを学んだところで、実際にそれを忠実に再現できるのかといった部分においては全く別の話であるという事です。
「成功者となるべくマインドが身に染みて分かった!今日から早速、自分もそんなマインドを意識して頑張ろう!」
例えば、成功論を学んだ直後の人々の殆どは、上記のような心理状況(高い意識)となります。
しかし、そこから実際にそんな高い意識を維持し、成功者となるべくマインドを忠実に再現し続け、結果的に成功者となれる方は殆どいません。
この時点で成功者となれる方は、それはもはや凡人ではなく、紛れもなく「成功の資質」を持っていた人間と言えます。
対して、大多数を占める凡人達は「数日の期間を経た後、その高い意識は失われ普段通りの自分に戻る」という末路を辿るのがその殆どのケースではないでしょうか。
「成功者のマインドを再現できたら、誰も苦労しない」
最終的に凡人達の行き着く本音は、そんなところだと思います。
凡人は成功者のマインドの根源(要因)を認識する必要がある
では、ここで一つ、成功者のマインドが形成される「根源(要因)」は何なのかを掘り下げてみましょう。
つまり、マインド自体を1つの「結果(ゴール)」と見立て、その「要因(プロセス)」は何なのかを探るという事です。
スポーツでも学問でも何事も「結果」だけを模倣しようとしても上手くいくはずがなく、重要なのはその結果を生み出している「要因」を認識する事にあります。
実は、そんな理想のマインド(結果)を形成する為の「要因」を認識できるかできないかが、凡人が成功者になる為の鍵を握っているのです。
そもそもマインドとは成功の為の1つの「要因」として意識する方は多いですが、それ(マインド)自体が何かの要因を元とした「結果」として意識する方は、成功者も含め殆どいないと思います。
例えば、元々成功の資質を持っていた成功者に関して言えば、成功者のマインドを先天的もしくは自然発生的に身に付けている訳ですから、そんな事はわざわざ意識するまでもない訳です。
だからこそ、元々成功の資質を備えていた成功者による「成功論」の殆どが、この成功者のマインド(結果)をどのようにして形成するのかといった「要因」に関する説明がすっぽりと抜け落ちてしまっているのです。
では肝心の「成功者のマインド(結果)」を生み出す「要因」とは何なのか。
私は2つあると考えています。
- 遺伝子
- 環境
「遺伝子」は見ての通りですが、「環境」とは単純に場所と捉えるのではなく、あなたを取り囲む様々な条件とも言える人・モノ・景色・香り・音・味・感覚・状況等の知覚で捉えられる要素の集合体であると捉えてください。
つまり、”自身の知覚での認知の集合により形成される今という瞬間”を「環境」と考えるのです。
そして、人間が自身の力で唯一コントロールできるのは「環境」の方になります。
私が考える凡人の為の「成功への近道」とは、成功する為のマインド(結果)を生み出すべく、この「環境」を意図的にコントロールしていく事に他ならないのです。
環境が持つ「マインドをも変える絶大なパワー」とは
では、なぜそんな「環境」がマインド(結果)を生み出す為の「要因」となり得るのか。
その理由を理解する為には、「環境」というものが持つ「マインドをも変える絶大なパワー」を理解する必要があります。
ここで、あなたに1つ質問をさせて頂きます。
「本当のあなたとは、どんなあなたですか?」
つまり、あなた自身が思う「本当の自分」とは、会社や外に居る時の自分なのか、家に居る時の自分なのか、友達とはしゃいでいる時の自分なのか、1人で考え事している時の自分なのか、「どんな自分が本当のあなたなのか」という事です。
そんな質問を受けたあなたは、その全てが「本当の自分」と仰るかもしれませんし、1人で考え事をしている時の自分こそが「本当の自分」と仰るかもしれません。
ただ、ここでは決して哲学的な話をしたいという訳ではなく、要は人間とはその変化の度合いはあれど、その「環境」によって自らのマインドすらも変えられてしまう生き物であるという事をイメージして頂きたいのです。
例えば、あなたが家に居る時、その「状況」がそれぞれ異なる場合はいかがでしょうか。
テストや大切な資格試験直前という状況、お金が全くないという状況、最愛の相手からの連絡がないという状況・・・
またそんなあなたでも同じ部屋にいる「人」が違ったらいかがでしょうか。
一人の時、友達が居る時、恋人が居る時、怖い先輩や上司が居る時・・・
更に、部屋にある「モノ」が違ったらいかがでしょうか。
何もない勉強机だけのシンプルな部屋、ラジカセやギター等の趣味玩具が沢山ある部屋・・・
間違いなく、それらのそれぞれの条件(環境)に応じて、少なからず「あなたの心理状態は異なる」のではないでしょうか。
そしてそんな心理状態によっては時にあなた自身を、平常時と比べてまるで「別人」のように変えてしまう事もあるかもしれません。
これこそが「環境」というものが持つ、「マインドをも変える絶大なパワー」なのです。
些細な事で言えば、家では勉強をしようと思っても勉強をしろと注意を受けてもやる気になれないけど、学校や塾やカフェに行き「環境」さえ変えれば、何故か勉強できるというのもそんな1つの例です。
あなたの置かれている環境を「成功者の環境」に近づけていく
さて、ここまでの内容を踏まえれば、「環境」こそが遺伝子に次ぐマインドを形成する為の1つの要因であるという事を少なからずイメージ頂けたのではないでしょうか。
よって、あなたがどこかの成功者から成功論を学ぶ際には、そのマインド自体を学ぼうとするのではなく、何故そんなマインド(結果)が形成されたのかを推察すべく、その成功者が置かれていた「環境」(要因)をイメージするようにしてみて下さい。
そして、あなたなりのイメージが浮かんだなら、先ずは「あなたの置かれている環境」をそのイメージした「成功者の環境」に近づけていくのです。
そうすれば、環境というものが持つ「マインドをも変える絶大なパワー」の恩恵を受ける事ができます。
ただし、何も成功者と100%同じ環境に近づける必要はなく、その「人格」によって環境の捉え方が異なってしまう以上は、あくまでも現時点でのあなたの「人格」を基準とした上でアレンジを効かせる必要があります。
要は、その成功者の環境は自分に置き換えた場合どうなのかという事です。
例えば、ある成功者に関しては、その置かれていた環境が超絶スパルタなものであり、そんな超絶スパルタこそがその成功者の雑草魂溢れる「人格」にとっては攻を奏したとしましょう。
それに対して、生まれつきナイーブな「人格」の方が、そんな超絶スパルタな「環境」をそのまま再現してしまうとどうなるでしょうか。答えは言うまでもないかと思います。
ですので、成功者の環境を模倣とする際は、あくまでもあなたの「人格」を基準とする必要があり、むしろ模倣する成功者自体をあなた自身の「人格」に近い人物を選定する方が良いのでないかと個人的には思います。
これは極例ですが、あなたが草食男子なら草食男子の成功者を参考しにいく方が、断然有利という事です。
さて、そんな「環境」というものが持つ「マインドをも変える絶大なパワー」を利用し、日々あなたの意識・行動を半強制的に変え続けていけば何が起こるのか。
意識・行動を変え続け「成功者の人格」へと人格変革を起こす
それは「人格変革」です。
人格とは「環境をどのように認識し、どのようにマインドを形成するか」といったマインドを形成する為のフィルターのような役割を果たしています。
そんな人格は残念ながら、「遺伝子」と生まれ育った「環境」により大きく左右されるものである以上、一朝一夕で変革できるようなものではありません。
しかし、これからの未来を考えた場合、「遺伝子」は変えられませんが「環境」なら変えていく事ができます。
そんな「環境」を変え、行動を変え続ける努力を行っていけば、人は何歳からでも人格を変革していく事が可能です。
そして「成功」という概念においては、「成功者の人格」を身につける事ができれば、どのような環境においても成功する事ができるようになります。
なぜなら、繰り返しにはなりますが、「人格」はマインドを形成するフィルターのようなものだからです。
そんな「成功者の人格」を備えられれば、環境という「外部」の力を借りる事なく、自身の「内部」から成功者のマインドを生み出す事ができるようになるのです。
さて、ここで結論です。
成功を志す上で、凡人にとっての「成功の近道」とはスキルやノウハウやマインド自体を学んでいく事ではなく、自身の人格を「成功者の人格」に変革すべく、日々の「環境」を見直していく事に他なりません。
なぜなら、凡人は「成功者の人格」を備えずして、無理矢理、成功者のマインドを生み出し続ける事は不可能だからです。
だからこそ「環境」による「マインドをも変える絶大なパワー」を利用し、日々あなたの意識・行動を半強制的に変え続けていく必要があるのです。
殆どの人々が、この本質を理解しないまま成功を志してしまうが故に、成功を掴む事ができないまま挫折してしまうのです。
そんなよくある失敗例が”成功論(セミナー、書籍等)を学べば成功できる”という「錯覚」です。
確かに成功論を学んだ直後はその誰もが「高い意識」に満ち溢れ、少なからず「成功者のマインド」を習得できたような感覚にあるかと思います。
ですが、それは決して人格が変革される事で生み出された「継続性のあるマインド」ではなく、成功論(セミナー、書籍等)に触れるという言わば1つの条件(環境)により「一時的に生み出されたマインド」でしかないのです。
だからこそ、それで「成功者できる」と錯覚してしまった凡人は、数日の期間が立てばそんなマインドは自然と失われてしまい、然るべき行動(努力)すら継続できなくなり、”やっぱり自分は駄目だ”と思い込んでしまうのです。
だからこそ、「環境により生み出されるマインドは一時的なもの」という事実を認識した上で、そんな環境を成功者に近づけ、半強制的に自身の日常行動を成功者寄りに変え続けていく事で、凡人から成功者の人格へと「人格変革」を行っていく必要があるのです。
私は、これこそが凡人の為の何よりもの「成功への近道」であり「成功の本質」であると考えています。
繰り返しになりますが、凡人は「成功者の人格」を備えていない以上、成功者のマインドやスキル・ノウハウをそのまま再現する事は絶対にできません。
仮に、無理矢理自分を奮い立たせ一時的に再現する事はできたとしても、そんな術は間違いなく長続きしません。
それが長続きする人は、既に成功者の人格を少なからず備えていた人間であったとしか言いようがないのです。
だからこそ、凡人は「凡人の人格」(内部)から無理矢理成功を志すべきではなく、先ずは「環境」(外部)を成功者に近づけ、その環境による「マインドをも変える絶大なパワー」で日々の意識・行動を凡人から成功者寄りに半強制的に変え続けていく必要があるのです。
それによって凡人から「成功者への人格」へと人格(内部)変革を実現すれば、それは成功者になったも同然ではないでしょうか。
是非、参考にしてみて下さい。
一式未来
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