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コピーライティングマーケターの一式未来です。

 

コピーライティングとは、端的に言えば、読み手(受け手)を意図した方向へ誘導する為の影響を、コピー(言葉)の力で与える技術です。

 

よりシンプルに表現するならば、「言葉の力」で人を動かす技術とも言えます。

 

今回はそんなコピーライティングを殺す事なく、むしろ最大限に活かし、かつ底上げする為の「文法」。

 

つまり、国語の授業で出てくるような形式的なものでなく、あくまで「コピーライティングを最大限に活かす為の文法」とは一体何なのかをお伝えしていこうと思います。

 

そもそもコピーライティングと文法の関係をご存知なければ、先ず下記をご確認ください。

多くのライターが無知な「コピーライティングと文法」の関係とは

 

それでは、参りましょう。

通常の文章とコピーは「読み手の意識」が明確に違う

初めに、「コピーライティングを最大限に活かす為の文法」というものを理解するに当たって、「通常の文章」と「コピー」におけるそもそもの「明確な違い」を理解する必要があります。

 

先ず、「通常の文章」とは、主に読み手から「意識的に読まれる文章」の事を指します。

例えば、論文や小説、国語のテストでの文章等がこれに該当します。

 

続いて、「コピー(広告)」とは、主に読み手から「意識的には読まれない文章」を指します。

例えば、宣伝ポスターやダイレクトメール、CM等がこれに該当します。

 

WEBサイトやブログ等における記事も、どちらかと言えばこの「コピー(広告)」に近いかと思います。

 

なぜなら、「検索」という行為の背景にあるのは、決して「文章を読みたい」という意識ではなく、あくまでも自分にとって「必要な情報が欲しい」という意識だからです。

通常の文章とコピーに適用すべき文法は似て非なるもの

さて、上記を踏まえると、「通常の文章」と「コピー」におけるその明確な違いとは、

 

読み手から意識的に読まれる事が前提になっているかどうか

 

と言えます。

 

この違いを踏まえると、「意識的に読まれる」事を前提とした「通常の文章」に適用される国語の教科書的「文法」。

 

それと、「意識的に読まれない」事を前提とした「コピー(広告)」に適用すべき「文法」は似て非なるものである、という事を少なからずご理解頂けるのではないでしょうか。

 

そして、そんな「コピー(広告)」に適用すべき「文法」こそが、今回のテーマでもある「コピーライティングを最大限に活かす為の文法」なのです。

 

では、この「コピーライティングを最大限に活かす為の文法」とは一体どのようなものなのでしょうか。

意識的に読まない読み手に対する「印象」を重視した文法

それは、コピー(広告)を「意識的に読まない」読み手を前提とした上で、そんな読み手に配慮した「文法」の事を指します。

 

つまり「コピーライティングを最大限に活かす為の文法」とは、意識的に読まなくても(流し読み程度)、そこに書かれている内容に対し、

 

  • 「価値」
  • 「読み易さ・解り易さ」

 

を感じさせる事に重点を置いた「文法」なのです。

 

故に、そこで求められるのは、国語で点数を稼げるような「規律を第一とした文法」ではなく、読む意識の低い読み手ででも、価値や読み易さ・解り易さを感じ取れるような「印象を第一とした文法」と言えます。

コピーや文章における「印象」を作り出す「文法的構成」

ちなみに、「印象」の定義とは下記の通りです。

 

いんしょう【印象】
( 名 ) スル 〔impression〕


見たり聞いたりしたときに対象物が人間の心に与える感じ。


心に残っていること。

(大辞林 第三版より)

 

つまり、コピーや文章における「印象」とは、読み手がそれを読み終えた後に、その読み手の心に残る「感じ」の事なのです。

 

そんな「印象」を、そもそも読む意識の低い読み手に対し、「文法的構成」によって、

 

  • 「価値があった」
  • 「読み易かった・解り易かった」

 

と感じさせる為のものが「コピーライティングを最大限に活かす為の文法」という事です。

 

故に、コピーライティングによって、どれだけ素晴らしいコピーやフレーズを作り上げても、その文法的構成が今一つであれば、読み手にとっての「印象」が大きく損なわれてしまう可能性も否めないのです。

【事例】文法の違いによるコピーや文章への「印象」の変化

例えば、以下の二つの例文を見てみて下さい。

①「価値の印象」に関する例文

読み手の潜在願望を捉えコピーライティング講座

 

読み手の潜在願望を捉えコピーライティング講座

 

これは、たった一文字の文法の用法が違うだけで、「価値の印象」が変わってしまう例になります。

 

後者のコピーは「自らが潜在願望を捉えられるようになる」という印象になるのに対し、前者のコピーでは、「すでに潜在願望を押さえたものが学べる」という印象になります。

 

統計的には、後者のコピーの方が反応が高く、その理由としては、後者のコピーの方が、自ら「潜在願望まで捉えられるようになる」といった、ノウハウの応用性(価値)に関する「印象」が前者のコピーよりも強いからです。

 

それと比較して、前者のコピーではそのノウハウに対しての「自主性」がややぼんやりしてしまっており、こちらのコピーに反応を示すのは、おそらくコピーライティングをそこまで追求する気がない一部の層だと思います。

 

この例からは、たった一文字の文法の用法を変えるだけで、コピーの「影響力」や「価値の印象」も変わるという事を、ご理解頂けるのではないでしょうか。

 

②「読み易さ・解り易さの印象」に関する例文

コピーライティングスキルのある人は相手の心理を捉える事ができますが、プレゼンテーションに置いても活躍する事ができると思います。

 

コピーライティングスキルのある人は相手の心理を捉える事ができますが、そんな人は、プレゼンテーションに置いても活躍する事ができると思います。

 

これは、たった一つの主語があるかないかで、「読み易さ・解り易さの印象」が変わってしまう例になります。

 

後者のコピーでは、プレゼンテーションに置いても活躍できるという述語に対する主語として「そんな人(コピーライティングスキルのある人)」が示されていますが、前者のコピーでは、その主語が省略されてしまっている為、読み手側の読む意識が低ければ低い程、その意味を直感的に捉える事が難しくなってしまうのです。

 

以上の二つの例文は、「コピーライティングを最大限に活かす為の文法」において読み手に与えるべき、

 

  • 「価値」
  • 「読み易さ・解り易さ」

 

の「印象」に配慮した文法的構成の、ほんの一例に過ぎません。

文法による印象づくりを行う「7つの文法」

実際には、これらの「印象づくり」を行っていく為に重要な文法とは、主に下記の7つに分類されます。

 

 

当サイトでは、上記それぞれに対する「コピーライティングを最大限に活かす為の文法」を、その講座として展開しておりますので、是非、参考にしてみて下さい。

 

引き続き、お付き合い頂けますと幸いです。

 

一式未来

 

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